世界の通貨の動向の機動力になっているのはアメリカドルです。
経済大国アメリカの経済動向というものが世界中の為替の動向に影響を与えます。
特に、日本はその影響を受けやすい国です。
ドル安が進めば円高に、ドル高が進めば円安になります。
どちらも、極端に進めばお互いの国の経済に影響が出るので協力して、あるいは単独で、進みすぎれば戻す調整がされています。
日本の円高、円安に影響を及ぼす通貨にもう一つユーロがあります。
アメリカドル、ユーロ、日本円が世界の主要通貨と考えられています。
世界に国の投資家がこの3つの通貨の動向や競争力を見ながら売り買いをして資産運用をしています。
このような国際的な円に対する関心の度合いを測るためには様々な経済情報や政治情報をキャッチする必要があります。
円高は世界の投資家が円の競争力や安定性を信用して円を買うために起きます。
円高になると、輸入品の値段が下がるので日常生活用品や食品、海外ブランドの衣類や装飾品が値下がりします。
デパートや小売店などは売り上げが上がります。
一方で日本の基幹産業である自動車産業や電器産業などの海外での売り上げが落ちてしまうので不振になります。
円安は世界の投資家が日本の将来性や経済力に不安を感じて円を手放すことから起きます。
円安になると輸入品が値上がりしてしまうので、日用品や食品、海外のブランド物などは値上がりし、一般消費者は必要なもの以外はあまり物を買わなくなり、デパートや小売店は低迷します。
これに引き換えて、自動車や電気製品など輸出産業は海外での売り上げが伸び業績が上がります。
日本の輸出産業の業績が上がり日本企業の海外での信用力がついてくると、投資家は円を買うようになって円安傾向へと進みます。
円の動向は、このような経済的な要因に加えて政治的な要因、大災害の有無などの影響を受けながら、円高と円安を繰り返しています。